大森孟の「奥常陸」 
未来への旅!森からのおくりもの
since 2005-08-20
 豊かな森は未来へのおくりもの! 2005/05 所沢市下富で 大森孟撮影:Nikon D70 

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edit:2006/11/20、2006/12/10、2007/01/20、2007/03/15


  森や林業、地球の環境問題、生態系のこと、即ち、自然の環境、森や林のこと、林業とその技術、
 森での作業、森の生態系や生き物について知りたい、そう言う方々に、質の高い情報をおくります。
  森林ボランティアや森林インストラクタ−について知りたい、あるいは、地球環境問題に関心が
 ある、または、生き甲斐になることや生涯学習のテ−マを探している、そう言う方々に、「奥常陸」
 では必要な情報を提供していきます。
  このような情報を皆さんにお送りすること、それは未来の人へ、素晴らしい森をおくる原動力に
 なります。だから、これらの情報は、「未来への旅!」であり、その結果は、未来へ森を伝えるこ
 と、つまり「森からのおくりもの」をするということになるのです。
  8年間に70名の森林インストラクタ−を世に出した、森林インストラクタ−で、環境カウンセ
 ラ−の大森孟が執筆しています。 

 
 
わたしの作品集
【トサミズキ花】 ○森について やさしい森の科学  やさしい森林教室  森林インストラクタ −養成講座 ○私の小論集等 森林・林業について 短歌・寸感・小論 【クマガイソウ花】 ○コナラ林について コナラ林の再生 武蔵野の雑木林 雑木林百科 ○環境問題について 地球環境問題って? [地球環境について]  
友人・知人のHP
天文・写真・カメラ の根本泰人さん 硬骨の名医上農哲朗 さん(wando) 小沢普照さんの 「森林塾」 小見寺さんの 「omikomi倶楽部」 市民環境活動ネット ワ−ク 【シュンランの花】  
ネット起業の
強者たち!
  加藤宏幸氏 小川忠洋氏 宮川 明氏 濱田 昇氏 田淵隆茂氏 菅野一勢氏 原田翔太氏 蝶乃舞 氏 進藤慈久氏 石田 健氏 磯 一明氏 岩本貴久氏 【谷津バラ園にて】  
皆さんに応える
自然に興味があるの ですが 森林の知識を得たい ので 林業を知りたいので すが 森林の生き物につい て知りたいが 森林の作業に興味が あるので 森林ボランティアに ついて知りたい 森林インストラクタ −になりたい 地球環境問題に関心 があるので 生き甲斐になるよう なことがないか 生涯学習のテ−マを 探したいので 子や孫の学習のテ− マを探したいので 作品があったら見せ て欲しい 【枝打ちの研修】 ミニ・ニュ−ス --------------- (1)枝打ち  枝打ちと枝払いは 全く違います。枝打 ちは「枝打ち職人」 がおりますが、枝払 いは素人でもおでき ます。  枝打ちは、間伐と 組み合わせて、良材 を育てるための大切 な管理作業です。こ の作業の良否は、伐 採したときの材の良 否かかわります。  それから、この枝 打ちと言う作業は、 針葉樹林での作業で あり、雑木林では使 いません。雑木林で は、枝打ち作業は行 いません。雑木林で 行うのは、枝払いの 作業です。  ついでですが、間 伐も針葉樹林での作 業であり、雑木林で はしません。雑木林 の作業は、「除伐」 と言い、不用の木を 伐る作業です。 【ワイキキの浜辺】 (2)カナダの施策  カナダには1991年 に定められたモデル フォレスト計画があ ります。これは、新 しい森林管理の方針 のもとで、住民の意 見を取り入れ、持続 可能な森林管理を 行っていく「場」と してモデルフォレス トを作るというもの です。健全な森林  生態系を維持しな がら、多様な森林の 機能を、十分に発揮 できる森林経営を目 指すものです。関係 者やこの計画に関心 のある人々すべての 意見を取り入れ、そ の具体化を図るもの です。このような森 林を全国に何個所か 作ろうとするもので す。  カナダのモデルフ ォレストの中で、東 オンタリオ・モデル フォレストは、首都 オタワの周辺地域に あり、約100のプロ ジェクトが実施され ています。森林教育 森林生態系の修復、 木材産業、鳴き鳥の モニタリング、堅果 類の栽培、木材バイ オマスの可燃性など がその一部です。  オンタリオ州のレ イクアビティビ・モ デルフォレストは、 北方林の中にあり、 たくさんのコミュニ ティが参加していま す。  有名なプロジェク トに2か国語による 小学生への林業教育 があり、動植物の分 類、レクリエーショ ン開発、基礎的な森 林調査技術、それに 森林施業法などを教 えています。"

  
[森 の 仕 事]

      私の作品集の特色      私の作品集の特色は、農林業に従事した経験を持ち、大学において、科学的素養  をも身につけ、実践と理念の二つの視点から、現代の森林や林業の問題を取上げて  いる点です。それが、他の方々の考えとの根本的な違いです。   在野において、独力で開いてきた先進的な森林インストラクタ−としての、森林  を根幹に据えた実践活動や環境教育活動には、定評がある。   その私が世に送る、実践的内容の作品です。          枝打ち作業の研修の様子「枝打ちをする参加者」:所沢市下富で】       火をおこす (1)      日本経済新聞に、「おとうさん炭火おこせる?」という特集が載っていました。  私は思わず「えっ」と小声を出してしまいました。人間が他の動物と大いに違うと  ころは、    火を使う、    道具を使う、    言葉をもつ  というところだ、と高等学校で習いました。あるいは、中学でも習った様な気もし  ます。   人間が人間たる所以は火を使うことだとすれば、火をおこすことの出来ないもの  は「人間ではない」ことになるのではないでしょうか。今は、火をつけるために、  マッチやライタ−など、便利なものがいろいろありますが、古代の社会では、マッ  チもライタ−もなかったのですから、着火までが大変だったし、着火したら、火種  を大切に扱いました。しかし、今は簡単です。   林業に携わる人の間では、通例、山では焚き火をしないことが習慣です。それで  も、どうしてもしなければならないときのために、ライタ−ぐらいは携行していま  す。そこで、私も催しでは、ライタ−を参加者に渡し、「後は任せたよ。」といっ  て焚き火をしてもらうことがあります。こういうとき、たいていの人は火をおこす  ことが出来ません。特に、雨上がりや雨の中で、こう依頼すると例外なしにお手上  げであす。   しかし、人なのだから頭を使って欲しいなと思います。こんなとき、最後は筆者  自身が火を焚くことになるのですが、それを見て、周囲の人が概ね驚嘆します。し  かし、目の前で見ていながら、着火までの手順をしっかり理解する人は極めて少な  いようです。次の機会に、再びチャンスを与えても、矢張り火をおこすことは出来  ないのです。      火をおこす (2)      焚き火をする手順を目の当たりにしていながら、自分がしなければならないとき   に、うまく着火できないのは、正しく観察していないこと、ものを深く考えようと  はしないこと、この二点に原因があります。   火を焚くには    ・燃えるものがある。    ・着火温度に達する。    ・酸素が十分に供給される。  ことが必要です。大半の人は、この点を考えようとしないから、着火できないので  す。   自然界にあるものには、燃えやすいものと燃えにくいものがあります。焚き火を  するときには、まず、燃えやすいものを集めなくてはいけないのです。そうでなけ  れば簡単には着火しません。   そこで、まず、着火材として「スギの枯れ葉」を集めるのです。それと、燃えや  すい木で、細かいものを集めて用意しておきます。生木でも燃えやすい樹種として、  イヌシデ、アカシデ、ヤマツツジ、アブラチャン、シラカバなどがあり、これを覚  えておくことも必要です。スギの枯れ枝などもよくもえます。こういうものに、ス  ギの葉に着けた火を移すのです。   燃え始めたら、徐々に太い枝に火を移すようにするとよいでしょう。そのとき燃  えやすいものから、燃えにくいものへと火が移るようにたきぎを積むのですが、そ  の際に、空気(酸素)の通り道を上手に作ることが「焚き火のこつ」です。また、  着火温度を保つためには、燃えだしたら、決していじらないことです。      火をおこす (3)      焚き火の際には、物理が化学で得た、初歩の知識を生かせば、簡単に着火し、火   力を維持することができます。また、焼き芋などの簡単な調理も可能なのですが、  多くの人は、こういう知識を使おうとしなません。だから、焚き火も出来ないこと  になってしまうのです。これが出来なければ、その火を使って、炭をおこすことも  出来ないことになります。   雨の日に焚き火をしなくてはならない場合にも、知恵一つで何とかなるものです。  少し大きなスギの木の下を捜すと、風下側に当たる辺りに、余り濡れていない落ち  葉や小枝などが、落ちているものです。スギの下などには、必ず濡れてない葉が結  構あるものです。それを焚き火の材料として、少し多目に集めればよいのです。   焚き火が必要になったときには、先ず、大きなスギの下で、焚き付けになる杉の  葉を多目にさがし、ついでに落枝をたくさん集めてきます。火は燃えだしてしまえ  ば、濡れていても、生木でも燃えるので、燃え出すまでの工夫が大切なのです。   山では、通例、焚き火をしないのが不文律です。余程寒いときなどでない限り、  しません。焚き火をした場合は、後始末に特別な配慮が必要で、それは、どんなこ  とが起こっても、残り火が吹き起こらぬように、厳重に対処することです。   (2006/09/18)      枝打ちの必要性      我国の森林面積は、約2500万haといわれています。そのうち、人工林は1022万ha  (森林面積の41%)で、若い林は、その44%(樹齢20年生以下)と言われています。  材の蓄積は、29億立方メ−トルあると言われています。人工林に置いては、立派な  森林は、自然条件や経済条件に応じ、適切な管理が実施されて始めて成立するので  す。   特にスギ・ヒノキ人工林を、活力のある森林に育成するためには、枝打ちと間伐  は、欠かすことの出来ない重要な管理です。人工林は、人間が必要とする材を、使  いやすく、必要な量を確保できるようにするための森林です。   その結果、良質な材の供給が継続して出来るのです。すなわち、    ・節の少ない良質な木材の生産    ・林分構造の改善    ・病虫害や気象害を回避する効果    ・気象条件や土壌条件にあった森林の保育  が期待され、活力があり、収益性の高い森林を育成することが出来ます。          枝打ち作業の研修の様子「枝打ちをする参加者」:所沢市下富で】      枝打ちの定義      枝打ちは、スギ・ヒノキ人工林などの保育作業で、良材を得るために行う枝処理  の技術を言います。その目的は木材の節を少なくすること、完満な材を得ることに  あります。間伐と組み合わせることにより、いっそうその効果をあげることができ  ます。(定義)   枝打ちは、積雪地帯で雪害の回避のために実施する「裾払い」、あるいは、園芸  用樹木において実施される「剪定」などの作業とは区別します。また、単に枝を切  りおとすだけの「枝払い」とも区別します。   枝打ちは、「生き枝打ち」と「枯れ枝打ち」があり、前者は生きている枝を切る  のに対し、後者は枯れた枝を切り落とします。普通は「生き枝打ち」をさして枝打  ちといいます。   普通に枝を切り落とす作業が、「枝払い」で、ある基準に従って、枝を切り落と  す作業が「枝打ち」です。その基準は、地方により、各家により差異があり、育て  る材により差異があります。   材の良否を決める作業なので、林業の中では最も重要な作業です。      枝打ちの効果      「枝打ち」することによる効果は、    幹の成長が止まり、枝下部分が肥大し、材が完満化します。     節の成長がとまり、節の大きさが減少します。  つまり、すぐれた柱材を収穫することが出来るようになります。   また、材質の面でも、     晩材と言って、年輪にちかい部分のような細胞の密な部分が多くなります。     枝下材率が増加するので、上に見たように、枝下部分が肥大し、材が完満化     します。     葉量が少なくなるので、送る水分、養分の量が減り、要らなくなった細胞が     活動をやめるので、心材部分が増加します。心材は、輪切りにしたときに見     られる、色の濃い部分のことです。  と言った変化が上げられます。   また、枝が少なくなるので、林床へ日射が通り、葉からの蒸散も経るので、林床  の生態系には変動が見られるようになります。つまり、動植物が豊かに生息するよ  うになります。   上木のスギ・ヒノキなどの樹冠の形も均整をとりやすくなります。

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   編集・管理:大森孟(森林インストラクタ−/環境カウンセラ−)      
   2006/06/01 大森孟の「奥常陸」2006
   2006/11/20 大森孟の「里川」(佐都川)2006
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